子どもの遊びと大人の役割
子どもとの遊びの中で「こうするのよ!」「ここよ!」「こうでしょう!」という声を聞く場面が何と多くなったのでしょう。
遊ぶのは子どもであり、それを通して育っていくのも子ども自身です。大人は子どもの変わりに遊び、子どもの代わりに育つ訳にはいきません。子どもの遊びと向かい合うときは、大人の役割は「子どもの遊びを助ける」ことに徹することです。
<参考:樋口正春 談>
1.環境への助け | いつでも多様な遊びの展開が可能なように遊びの環境を整える(小さい子どもの遊びでは、遊びが妨げられないように片付けは大人が行う) |
---|---|
2.側面的な助け | 遊んでいる子どもの状況を十分に観察、把握し、必要に応じて言葉か手や新しい遊具の提供、お手本を示すなどして、子どもの遊びを側面的に助けていく。(遊びの中に入らない) |
3.直接的な助け | 遊ぶ力の弱い子どもや、不安定な子ども又新しく始まったばかりの遊びなどに対し、一緒に遊んであげることによってお手本を示し、仲間となって子ども自身が遊び始めるのをたすける。 |